ペットの延命・平穏死・安楽死を決断する時

最近つくづく、思う。
人間もペットちゃんも亡くなり方は
似ていると・・・

2015年、私の父がパーキンソン病に冒されてから
2年の病院生活でした。
その2年間に人間の終末期を目のあたりにした。
辛く、心が壊れちゃいそうな自分との戦い!
その中で私は後悔した事が3つ!それは延命をした事。
食事が取れないので医師に何度も胃ろうを進められ
その通りに進めてしまった。その頃はこの病気の事、
延命する事、尊厳死にする事をよく考えられなかった。
知識がなかったから・・・
結果何もしないと父が死んでしまうという恐怖から
私は延命を希望した。けど後悔しちゃったんです。
延命後は、半年程で歩けるまで元気になったものの、
その後パーキンソン病は徐々に蝕み2年間の痛みと
苦しみに耐えて亡くなった。とても苦しそうだった。

痛みと戦っている父を見るといつも私の決断が間違っていたの
かな~って思ってしまいました。他の後悔は、
父が病気になってまだ元気で話せる時に、父自身の延命は
どうしてもらいたいか等、さらりとでも聞くこと、
「帰りたい帰りたい」という父をせめて週に一度位
自宅に帰らせてあげればよかったと思いました。

そんな経験をしていたので、私は自分のペット『ナナ』が何かあった時は平穏死にしよう!無理な治療はせず出来れば穏やかに
亡くなってほしいって思いましたよ。
ただ理想と現実は難しい・・犬は喋れませんから!
その判断、タイミングが難しい・・
延命をしても元気を取り戻せる子も
沢山いますしね。
ペットでの平穏死(尊厳死)とは死期を自然の流れに任せて
過剰な延命治療をしないって事ではないでしょうかね。
しかし、『ナナ』は動物病院で2年前から僧帽弁閉鎖不全症と
診断されてずーっと心臓病の薬、あと副腎ホルモンの
腫瘍、脾臓が悪い等で薬三昧の治療を続けていました。
結局、長生きしてほしく、また元通り元気になるかなって
病院に行って治療をしてしまうのです。
1年半後、突然『ナナ』は暑い夏の日の朝、急に『ケン!ケン!』と聞いたことのない咳をしていました。呼吸も荒く驚きすぐ病院へ・・・
1回目の肺水腫でした。酸素室に入り利尿剤を打ち、
3日連続で病院。その後、回復してくれた時には本当に
嬉しかった。しかし、また11月の暮れ、また息が荒い!
と思い病院に行ったものの軽い肺水腫、
いったん病院から帰りましたが、その日の夜悪化!夜間動物病院に行くと肺炎も併発しているとの事。もうもう病院三昧ですよ。私も寝不足が続いて疲労困憊
でしたが、助けたくて必死でした。
安楽死は全然考えていません。癌だったらあまりの苦痛で
病院に進められたら考えたかもしれないですね。

『ナナ』が心臓病を発症してから結局病院三昧。
以前お医者さんが犬は死にたいとか思わない。
力尽きるまで生きようとすると
私もペットの思考はそうだな~って思います。
なんか具合悪いな~とか食欲な~いとか
調子悪いから寝てたい~って思う位でしょうか・・
分かりません。だってペットは喋らないから・・・
ただ、私はここで治療をやめたら、死を早めたのが
自分の責任になるのが嫌、苦しい姿をほっとくわけに
いかない!
治療を続けたらケロっと治ってくれるかもしれない!
と思っていました。
それとも病院やめれば良かった?
どうしたら良かったのか、何が正しかったかは分かりません。

ただ治療には莫大なお金がかかのは事実です。
癌であれば抗がん剤治療、すごいです。

ペットを平穏死にするか、延命にするかの判断、
その他安楽死を進められてその決断をしなくては
いけない時、本当にお辛い気持、お気持ちお察しいたします。
今、自分のペットちゃんがご病気の方、決断は難しいです。
でもペットちゃんには貴方しかいません。
できましたら、最期まで最愛なるペットちゃんを
看取って頂けたらと心より思います。

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