今朝はグッと冷えて、とても寒い朝でした。
会社の窓から見える山々の頂は白い帽子をかぶって
いて、それもそのはず、今晩の天気予報は⛄💦
毎年この時期は、寒さに耐えるための覚悟しながら冬を
お迎えしている私です。
今日はペットちゃんの冬眠についてを
お話させていただきます。
『’冬眠』と聞くと
熊やリスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ご家庭で飼育可能なペットちゃんの中にも
種類によっては冬眠する動物がいるんですよ🐹🐸
そもそも冬眠する理由は?とまず疑問を抱くと思います。
冬眠は厳しい冬を生き延びるための備えのようなものといわれています。
作物が実りにくくなり、また、狩りをしたくても寒さで体が
思うように動かすことが難しくなりあたたかい季節よりも
獲物を逃がしてしまうことで食糧不足に陥ってしまう、冬。
食糧が不足するとエネルギーを節約するため
動物は本能的に心拍数・体温を下げて活動を制限します。
つまり、眠っているのではなくエネルギー消費を極力減らして
活動の抑制している状態の事を『冬眠』と呼んでいます。
その冬眠によって、数カ月続く冬のあいだを
生き延びられることが出来るようになるのです。
熊は他の冬眠する動物と唯一違い、中途覚醒の無い冬眠を
する動物です。
体温の低下をあまり下げすぎずに眠ることによって
周囲の物音で直ぐに目覚めて身を守ることができます。
中途覚醒しないために食事だけでなく排泄までも行わないのです。
春までの半年近く、冬眠の為に蓄えた脂肪を主エネルギーとしていて
なんと冬眠から目覚めた熊は体重が冬眠前よりも3ぶんの2近くまで
減少する個体もいるそうです、驚きですよね。
さて、ペットちゃんの話に戻しますと
・リス
・ハリネズミ
・カメ
・ハムスター
・カエル
これら小動物や爬虫類も実は冬眠するのです。
野生のリスはシマリスだけが冬眠します。それ以外の種類のリスは冬眠しません。
野生のハムスターは室温10度以下で動きが鈍くなり、4度以下になると
冬眠すると言われています。
ハムスターの冬眠は他の動物よりも短く、数日~1週間程度です。
室内でペットとして飼育されているハムスターの場合、
動きが鈍くなることがありますがそれは低体温からなる擬似冬眠状態。
擬似冬眠=仮死状態なので、その場合はハムスターちゃんを
すぐに温め回復させて、
目覚めたらエネルギー補給の為に砂糖水を少しずつ与え
動物病院さんで診てもらってください。
野生のカエルは変温動物。10度以下で冬眠に入ると言われています。
なるほど、冬を生き抜くために必要なこの『冬眠』。
けれども、ペットとして飼育されているハムスターやハリネズミを
冬眠させてはいけないことを、みなさんはご存知でしょうか?
冬眠する動物なのに冬眠させてはいけないなんて。。
ペットとして飼育しているハムスターやハリネズミが
冬眠してしまうと、次のようなリスクが高くなるのです!
■餓死してしまう
■寿命が縮まる
ひとつ目の餓死のリスク。これは野生とは異なる環境下で暮らす
ペットちゃんは、野生の動物は冬眠前に充分な食糧を蓄えていますが
飼育されている子は常に適量の餌を与えてもらえるので食糧を蓄えるという事ができません。よって十分なエネルギーの無い状態で冬眠に入ると
途中で命を落とす可能性があります。
また、自然界では一般的な事であってもペットちゃんの飼育環境では
冬眠がかえって体力を消耗させてしまい、結果健康に悪影響を及ぼすことが
あるかもしれないというのです。
ですから、冬眠させてしまわないように注意が必要です。
室温をあたたかく保つ。
充分な水分補給・栄養補給。
食糧を多く与えすぎると野生の本能から冬眠をしようとしてしまう
事も考えられますから、少なくても多くても相応しくなく、
運動量などいつもペットちゃんの様子を管理して適量を与えることが大切です。
いかがでしたか。
冬眠…冬の寒さを乗り切るためのからだの工夫。
私も寒さに勝つために栄養を摂って
健康な状態で春を迎えられるようにしたいと思います😊🍊